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インドIT産業

 90年代に入り自由経済体制への移行が推進されるようになって以来、インドではソフトウェア・サービス輸出産業が高成長を持続してきています。


 上の図は、インドIT産業のマーケットサイズ及び対GDP比を示したものです。 マーケットのサイズが拡大するだけでなく、インド経済に占めるITのプレゼンスが増大していっていることがわかります。 それでは、IT産業のうちわけはどのようになっているのでしょうか?それが次の図です。
 この円グラフを見れば一目瞭然ですが、インドのIT産業の60%超がソフト及びサービスの海外輸出によって構成されています('03)。 内需よりも外需への依存が圧倒的に大きいことがわかります。 さらに次の図を見ればわかる通り、ソフトウェア・サービスの輸出は急激に増大しており、輸出に占める割合も20%を超えるまでになっています。
 インドの労働力が世界標準から見て安価であることは想像に難くはありませんが、それ以上に特筆されるべきはインド製ソフトウェアの品質の高さです。 20世紀末のいわゆるIT革命期と呼ばれた時期には、優れたソフトウェアを開発して財を成したインド人エンジニアがたくさん輩出されています。

 また、ソフトウェア輸出に占めるヨーロッパ向け輸出シェアが22.25%、北米向け輸出シェアが69.05%(02年 NASSCOMより)を占めていることと、 インドでは英語が広く使われているという事実を考えると、言語面での優位性も考えられます。

 ちなみに、99年に米国大手コンサルティング会社マッキンゼーとNASSCOMが共同で発表したレポートには 「インドは国境を越えるITサービスや企業向けのIT開発・支援ビジネスにおいて、サービスの質・コスト・言語面から見て、もっとも競争力のある国である。」 (『インドIT革命の驚異』 著:榊原英資)と書かれているそうです。

 *図の出所は全てNASSCOM
 
     
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